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13.キャラクター紹介:ハッブル  #ニューラルクラウド #42LAB

Updated: Aug 1, 2021

13.キャラクター紹介:ハッブル  #ニューラルクラウド#42LAB


永久に等しいように見える星空でも、我々が瞬きする間に無数の星が生まれ死んでいく。我々のような短き命にとってどのような意味を持つのか?



ハッブル

「人類はかつて望遠鏡を自身の目として宇宙を凝視していました。ある意味では、彼らは人形を自身の鏡として自身を凝視しているのです。」


企業:42LAB

形型:PSRA

職業:天文学研究員

スキル:宇宙と天体観測、記録と分析 経歴


経歴

第三次世界大戦終了後、地球軌道上に浮かんでいた大量のスペースデブリが天文学と宇宙研究を停滞させていた。2055年、42LABはPSRA型人形を生産し、42LABが協力している小規模な研究プロジェクトの補助を担当させた。この領域の研究は大衆の目に入ることもなかなかないので、この形型の人形は商品化はされなかった、そのためPSRA型は42LABの技術力を証明したものの、その存在を知るものは少ない。


履歴2

PSRAは、天文学、宇宙進化学、惑星物理学を専門とする研究用人形で、世界天文学共同研究協会(WAU)の需要に応えて42Labが開発し、WAUは天文学者ヴェラ氏を派遣しテストを行われた。

2057年、PSRAモデルの人形「ハッブル」が初めて発表された。時代背景や人形の国際的な影響力などから、この分野は比較的地位が低かった。それもあってハップルはニューラルクラウドプロジェクトの初期テスター人形に選ばれなかった、だがその後ハッブルの友人のフレッセルの推薦によって、テスターとして当選したのである。



人形プロファイル1

研究対象の影響を受けてか、ハッブルはあらゆる種類のファンタジーやSFの物語が大好きだった。 彼女は宇宙やスタードームについて、殆どの人間がしないような奇妙な想像で思いを馳せていた。 その最も典型的な例がハッブルが占星術に興味を持ったことであった。占星術は科学と対立していて、伝統的な迷信の側にある神秘的な学問だ。

科学研究者は正確で説明的な単語を使い簡単に説明するものであるという一般的なイメージとは対照的に、ハッブルは人生においても仕事においても、自分の考えを自身の想像的な描写を伴った言葉で伝えることを好んだ。 ハッブルの自由闊達で躍動感にあふれている美しい言葉は、何気ない風景を一味違ったものにしてくれる。だからこそ、ハッブルには42Labで沢山の友人に恵まれているのである。 彼らは皆、ハッブルとのコミュニケーションを愛し、楽しんでいる。たとえ言葉が抽象的で理解できないことがあっても。


人形プロファイル2

ハッブルの直属の上司である天文学者のヴェラ博士は、ハッブルのことが大好きで、プライベートで作ったSF小説をよく彼女に見せていた。 ハッブルは他の人形とのコミュニケーションでは経験したことのないような、ユニークな角度かつ興味深い意見をいつも述べていた。

2人はかつて一緒に短編小説を書いたことがある。 彼女たちは完全な天体系の生成、発展、崩壊の全過程をベースにし擬人化したファンタジーストーリーを42Lab内部のイリゲーションフォーラムに匿名で公開したところ、一時期常駐している人形たちの間で天文学を学ぶブームを巻き起こしたそうだ。

そしてこの小説をきっかけにしてハッブルとフレッセルは出会った。


人形プロファイル3

一般的な認識としては、発散的な思考やロマン主義は素晴らしい特徴ではあるが、実際には日常生活においてハッブルにいくつかの問題を引き起こしていた。

ひとたび空想の世界に浸ると、ハッブルはまるでウイルスに侵されたコンピューターのように、自分でも気づかないうちに意味不明で不気味なことを口にしてしまう。

また発散的な思考の影響で研究所の厳格なルールや規則、特に何時間も動かずに座っていなければならない報告会にも強い違和感を覚えていた。

"...... 私を案内してくれたハッブルさんにはとても感謝しています。彼女は辛抱強く優しく、私は彼女から多くのことを学びました。また、通常の講義にも参加しましたが、私はとても緊張していて、後ろを振り返るとハッブルさんはすでに眠っていて、思わずリラックスしてしまいました....そのあと、ハッブルさんがこっそり連れ出してくれて模擬天文台で星を見ました。 研究者は真面目で厳しいものだと思っていた私の偏見をハッブルさんが打ち破ってくれました! 彼女に案内してもらえて嬉しかったです!"

--42Lab オープンデー評価レターより抜粋


人形プロファイル4

人がいるところに闘争あり。ハッブルの研究室は研究の優先順位が低く、実社会での実現が難しい成果を出す学部として、元々研究費が少ない。だがそれでも学問的倫理観のないクズ達を引き寄せてしまう。

そんな時、ハッブルはいつもヴェラより先に前に立ち、勇気を持って声を上げた。 そして、ハッブルの人脈とパーソナルイメージのおかげで、ほとんどの場合、ハッブルはこれらの問題を解決することができた。

このような辛く厳しい環境下にあっても、ハッブルは天文学の道をあきらめなかった。 ハッブルは、明るい星空への憧れに加えて、蒼穹の広さこそが人間、ひいてはすべての知的生命体にとって向かうべき究極の方向性であると考えている。


人形プロファイル5

マグラセア到着後、ハッブルは環境上の制約からオアシス以外の場所で天体観測を行うことができず、また、演算量が限られているため、緊急性のないプロジェクトのために使用できる余剰資源は存在していなかった。 最初期、ハッブルは自分で一から天文台を作るしかなかった。 幸い、フレッセルの協力を得て、苦労の末、ハッブルは天文台を完成させることができた。

また、科学研究のためだけでなく、現場から帰ってきた人形の憩いの場として、ホログラムで宇宙環境を再現した部屋も作った。 この部屋を訪れた人は、ハッブルが研究に没頭し、時には観察や記録を行い、時には変化する星座の前で立ち止まる姿をよく見かける。 ハッブルがよく止まる星座の前には、いつもどこからともなく美しく反射する宝石があった。

"先日の訪問時、すでに参観時間が過ぎたことに気づかずに、ドアを開けて部屋に入るとフレッセルが手にした宝石を惑星にマーキングしていました。"

"ああ、あのサファイア、惑星の色とマッチしてたのよ。’’

--天文ミメーシス室の研究訪問記録


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